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あと100mだけ走ろう

 みなさま。

 こんにちは。

 9月が始まりましたが、まだまだ暑い日が続いています。

 幸い、明日(9月3日)には雨が降る天気予報が出されており、それを機に少し空気が「秋」に入れ替わるということなので楽しみにしています。

 一方でこの週末には台風24号が日本列島に接近する見込みです。

 大きな災害が出ないことを祈りたいと思います。

 

 さて、学校では2学期が始まりました。

 本校でも昨日、始業式を執り行いました。

 夏季休業明けの9月1日は、生徒にとって年間を通じて最も学校に向かう足取りが重くなる日だと言われています。

 でも、始業式の壇上から見た本校生徒は笑顔が輝き、こころ無しかみんな夏季休業前よりも逞しく成長したように感じられて嬉しかったです。

 

 今回は、その始業式で生徒に話した内容をみなさんにご紹介したいと思います。

 

 おはようございます。
 2学期のはじめにあたり、少し話をします。
 まず何よりも、夏休み中、大きな事故もなく、西中 188名全員で2学期がスタートできることをとてもうれしく思います。
 夏休みはどうでしたか?
 西中全体としては、ソフト部や相撲部の近畿大会出場、吹奏楽部の西播磨地区コンクールでの素晴らしい演奏等があり、とても充実していました。西播大会、県大会で引退を迎えた部活動もありましたが、美術部・吹奏楽部以外のすべての部活動では、いよいよ8年生が主役となって新人戦に向けての練習に毎日張り切って取り組んでくれています。


 また、夏休み中には教頭先生や校務員の三林さんを中心に先生方に校庭の草刈り・草むしりに取り組んでいただきました。

 この暑い中、汗水を垂らして美しい西中にしようと頑張っていただきました。

 特に校務員の三林さんは「いつも気軽に話しかけてくれる西中のみんなが大好きです。その西中のみんなのために頑張って草むしりをしました。」と仰ってくださいました。みなさんも、もし機会があればぜひお礼をいいましょう。
 

 一方で日本全体で考えてみると、熊本での地震や千葉・北陸での水害等、自然災害が立て続けに起こり、こころの痛むことが多かった夏になってしまいました。先生は個人的にいくらか募金活動に協力をしましたが、西中としても生徒会を中心に支援に取り組んでいきましょう。
 
 さて、1年間で1番長い学期は何学期でしょうか?
  

 正解は2学期です。


 日数を数えてみると、

 1学期は112日間 
 2学期は113日間 
 3学期は73日間となっていました。

 

 2学期には体育祭・文化祭などのたくさんの学校行事があります。部活動では、新人大会、駅伝大会、それ以外でも英語スピーチコンテストや新生徒会役員を選ぶ選挙等が予定されています。9年生は、進路決定に向けて勉強にもより一層、真剣に取り組まなければなりません。「勝負の学期」です。

 

 「たくさん行事があってしんどいなあ。」
 「受験勉強が大変そうだ。」
 

 そう思う人も多いのではないかと思います。

 

 そこで、今日はみなさんにひとつのお話をします。

 

 これは誰か、答えられる人はいますか?(スライドを見せる)

 

 正解は、君たちが生まれるはるか前、まだ先生も生まれる前の1964年の東京オリンピックの男子マラソン日本代表、君原健二選手です。
 君原選手は、東京オリンピックで8位、その4年後のメキシコオリンピックでは銀メダルを取り、その次のミュンヘンオリンピックでは5位という成績を収められた大変素晴らしい選手でした。

 このような人ですから、みなさんは、さぞ君原選手は長距離走が好き好きで走ることが大好きな人だったのではなないかと思われるでしょうね。でも、実は君原選手はそうではなかったんです。走ることが辛くて、マラソン競技中も途中で棄権したくなることが多くあったそうです。


 君原選手は次のようなお話をされていました。「私は苦しくなると、よくやめたくなるんです。そんな時、

 

 あの街角まで

 あの電柱まで

 あと100mだけ走ろう。

 

 そう自分に言い聞かせながら走るんです。」
 

 みなさんも運動や勉強など、何か苦しいことに取り組んでいる時に、きつくてもうやめたいと思った経験があるのではないでしょうか。
 君原選手も同じような気持ちになっていたそうです。
 そんな時、自分の目の前に見える「あの電柱まで」だけ走ろう。そして、その電柱まで来たらその次に見える「あの電柱まで」だけ…と自分に言い聞かせながら走っていたそうです。
 君原選手は、引退するまでに何と35回もマラソン大会に出場していますが、その全てを完走されています。
 マラソンに限らず、勉強にしても運動にしても、途中で投げ出してしまいたくなった時には「次の電柱まで」という君原選手の言葉を思い出すと良いと思います。

 マラソンで言うと42.195km先の遙か彼方のゴールをめざすと、しんどくなってしまいます。でも、「あと100mだけ、それができたら次の100mだけ…。」と考えるといつの間にかその積み重ねで42.195kmを走り切れてしまうということです。


 これを2学期の中学校生活で言うとこういうことになります。「体育祭も文化祭も勉強も部活もがんばらないといけない。」と考えるとしんどくなってしまいます。でも「とりあえず、今は部活動の新人戦に集中して頑張ろう。」「次は体育祭に全力を尽くそう。」「次は文化祭…。」というふうに1つひとつの行事、もっというと「今日だけ頑張ろう。」というようにその日、その日、やるべきことだけに全力を尽くす毎日を積み重ねていけば、いつの間にか長い2学期、113日間が終わっていた…ということになるのではないでしょうか。
 みなさんには、そういう気持ちで毎日を楽しみながら成長して行ってくれることを期待したいと思います。
 以上で、2学期はじめのお話を終わります。

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